2021/03/23 22:39



こんにちは。Y. & SONS 神田スタッフの川崎です。

前回、前々回のブログでは、趣味が食べ歩きと書いていましたが、他にも趣味がありましてそれがお笑いを見ることです。

好きな芸人さんのテレビ、ラジオ、YouTube、雑誌など様々な媒体で楽しんでいます。

漫才、コント番組も好きですし、芸人さんの密着やその人の売れるまでの経歴を見る番組も好きなんですが、

先週の14日(日)に放送されていた、情熱大陸が漫才師の「和牛」の密着でした。最後漫才の反省をする場面があったのですが、

漫才師としてのこだわりが垣間見えました。残り5分のシーンだけでもご覧いただくと、プロとして漫才、仕事の取り組み方が

とても勉強になり、私もプロとしてこだわりを持って仕事に取り組んでいこうと改めて感じました。

そんなこだわりを感じ取れる刺子レース羽織が入荷しました。その羽織を含めたコーディネートをご紹介致します。





刺子レース羽織は経糸だけで編んで作られている新素材で、福井県にある創業58年の(有)森川レースさんが新開発した生地です。

実際に森川レースさんにお話を伺ったことがあるのですが、国籍が分からない、なんだコレはという生地を作りたいと仰っていました。

常に新しい物を作り続けるという信念やこだわりが、今回の刺子レースのような生地が開発される秘訣だと感じました。





この刺子レース羽織の最大の特徴は、編物だということです。初めて生地を見た時は、完全に織物だと思いました。

上の写真を良く見ていただくと分かりますが、ジグザグにうねった編み目になっています。

レースは曲げながら編んでいくと糸が解けにくいという特徴を生かした作り方をしています。

また、ステッチの手縫いの風合いを出すのが難しく、生地と同時に編み上げることにより解決したそうです。






組成はコットン70%、ナイロン30%、ステッチがコットンで、生地がコットンとナイロンの混紡です。

編み上がった生地を後染めして、近江で縮み加工を施しています。元々の編み幅160cmで、縮み加工すると124cmになります。

ご自宅で洗濯していただけますので、洗っていただくと、ハリが落ちてきてより柔らかい風合いになります。





実はこの羽織昨年リリース予定だったのですが、刺子レース生地に染めるのが難しく、大量生産した時にきれいに発色しませんでした。

二浴染めという混紡素材や交織素材で主に使われる染め方を使っていまして、刺子レース生地でいうと、生地のナイロンを染めてから、

ステッチのコットンを染めるという後染め方法です。その後、試行錯誤してくださり、きれいな発色が出るようになり、

今回やっとリリースされることになった経緯があります。昨年刺子レース生地のこだわりをお聞きし、作ろうと思ったのですが

作れなかった羽織なので、皆様にもぜひ実際に体感していただきたいです。

最後までご覧いただきありがとうございました。

《商品金額》

【きもの】片貝木綿 七三 Black×Purple ¥60,500- 
【帯】 博多角帯 絵緯 Blue ¥42,900-
【羽織】 刺子レース Navy ¥55,000-
【履物】草履 Cowhide leather ¥55,000- 
【バッグ】Hender Scheme not eco bag Small Black ¥14,300-
【羽織紐】孔雀 Deep black×Gray ¥17,600-
【足袋】木綿足袋 ¥5,280-
【半衿】Y. & SONSオリジナル半衿 ¥4,950-


《商品リンク》




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