2022/03/03 16:37


こんにちは、Y. & SONS 京都スタッフの清野です。

朝晩の冷え込みはありますが、日が出ている時間も長くなり、ようやく春の訪れを感じられるようになってきました。

新風館の近くの六角堂でも梅の蕾が膨らんでおり、開花を楽しみにしながら過ごしています。


本日は、これからの季節にも着用していただきやすい、シルクウールのきものについて紹介していきたいと思います。



シルクウールは経糸がシルクで、緯糸にウールを使用しています。シルクの上品な光沢感と張りにウールの柔らかさがあるのが特徴です。身近な素材感としてはスーツの生地をイメージしていただければと思います。


実は私たちも、春、秋、冬と、真夏以外の3シーズンで着用することが多く、またシンプルな無地というのも魅力の一つです。

そのため汎用性が高く、帯もアクセントになる色柄や、同色系でも非常に合わせやすく、羽織を合わせる際にも素材や色柄で、フォーマルにもカジュアルな印象にもなります。


今日はシルクウールのフォーマルスタイルを紹介します。


シルクウールは30代〜40代くらいの初めて和装をする方にもオススメの素材なので、これからの時期のお子様の入卒関係や七五三などでも、安心して着ていただきやすいように、帯以外はシルク素材を使わずにスタイリングしています。



爽やかさがあるヘリンボーン縞生成のきものを和更紗の角帯でドレスアップし、着姿を引き締めて、落ち着いたブルーグレーの羽織を合わせています。合わせている帯は、博多角帯 和更紗 / 草花 / 墨黒になります。



総浮(ソウウケ)という経糸で柄を作る織り方で、緻密な織り柄を形成するために、通常よりも経糸(浮経)の本数を増やしています。また、平織(ヒラオリ)・綾織(アヤオリ)・斜子織(ナナコオリ)の3種の組織を組み合わせていることで、生地に起伏があり、その起伏が帯を締めた際に絡むので、柔軟ながらしっかりと噛み合いとても結び心地の良い帯です。



また、衿元や足元に同色系のグレーを持ってくる事で少しモダンな印象を作り、羽織紐で赤を差すことで地味にならないようにしています。



羽織で合わせているAURALEEライトウールマックスギャバジンはs140という細番手のウールを高密度に織り上げた生地で張りと光沢感がある、繊細で綺麗な生地のため、きちんとした感じを作れ、シルクウールとはまた素材感が異なるので、その素材感の差も楽しんでいただけます。


また、ご着用後のクリーニングに関しては、シルクとウールの混紡素材のためY. & SONSや、専門店でのクリーニングをオススメしております。


最後に現在、入荷している色をご紹介します。



左から、ヘリンボーン縞生成、薄茶 ¥68,200(税込)

ワイン、パープル、インク、グレー、ダークネイビー、ブラック ¥60,500(税込)


とても、身近で汎用性の高い素材なので、ご来店の際には是非お手に取ってご覧ください。


シルクウールの着物と博多角帯 和更紗 Instagram 解説動画



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